EXILE LIVE TOUR 2025 “WHAT IS EXILE” 織タペストリー制作秘話!
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- 2025.05.08
『EXILE LIVE TOUR 2025“WHAT IS EXILE”』織タペストリーを制作しました!
【制作のきっかけ】
福井市から『EXILE LIVE TOUR 2025 ”WHAT IS EXILE”』歓迎タペストリーの制作依頼があり、「織物らしさを出したタペストリーを制作したい」というテーマのもと、モノクロ2色のシンプルなデザインで制作しました。シンプルな図案の中で織物らしさを出すのには工夫が必要です。弊社の技術を最大限に活かした良いものを作りたい!と情熱を燃やして制作に取り掛かりました。
こちらのプロジェクトは、日本ダム、株式会社ウエマツ様、株式会社ファインモード様との三社コラボで制作しています。織り~加工~縫製まで、福井の企業だけで制作できるのも「繊維のまち福井」ならではです。
【こだわりポイント】
美麗に織りすぎてしまうとプリントに見えてしまうので、この部分の生地の織り方を市松模様に変えて織ることで、繊維らしさを出せるように工夫しました。
また、裏面は一面豪華な黒ラメ糸仕様になっており、シンプルの中にも遊び心をたくさん入れ込みました。
【織タペストリー制作スタート!】
[ 行程 ]
①タペストリーデザイン
②織物の設計
③織機で織る
まずは、タペストリーに入れるロゴと文章のバランスのレイアウトを調整し、デザイン決定後に織機でどのように表現するかの設計を行っていきます。
1枚のタペストリーが完成するまでに、充分な表現ができているか何度もテストで織るため、複数枚タペストリーができあがります。
その中から、様々な加工を経て綺麗に仕上がった最高の品質のものをお届けできるよう、しっかりチェックしています。
[ 行程 ]
④寸法安定・歪み矯正加工 株式会社ウエマツ様
株式会社ウエマツ様にて、寸法安定、歪みの矯正加工をして頂きました。
[ 行程 ]
⑤カット
加工されてあがってきた織タペストリーを、熱コテで溶かしながら一枚物にカットしていきます。
溶かしながらカットすることで、繊維がほつれてくるのを防ぐことができます。
[ 行程 ]
⑥縫製、仕上げ 株式会社ファインモード様
縫製のプロ、株式会社ファインモード様にてタペストリーキットを差し込むための「袋縫い」の加工をしていただきました。袋縫いの後は、しわを伸ばすためにアイロンがけも行います。
[ 行程 ]
⑦タペストリー用の治具装着
最後に、タペストリーキットを加工済みの織りタペストリーに装着します。
完成!!
綺麗に仕上がりました。
【EXILE橘ケンチさんご来社の様子】
- ショールームにて織タペストリーのご説明
- 製織現場にて
- 説明に耳を傾ける橘ケンチさん
- 織機の見学
- 織タペストリーカット品にサインされている様子
こちらの織タペストリーは、3月1日に福井市にてEXILE オフィシャルファンクラブイベント『橘ケンチSocial Innovation Fan Meeting In FUKUI CITY』でご使用いただいた他、3月29日にスタートしましたEXILE LIVE TOUR 2025 “WHAT IS EXILE”サンドーム福井公演のおもてなし福井市ブースの装飾としてファンの皆様にもたくさんご覧になっていただきました。
おもてなし福井市ブースには『福井市食のPR大使』橘ケンチさんの広報コーナーがあり、ふくいのそばも紹介されていました。
織タペストリー制作を通じて
特別な時間を過ごさせていただきまして、ありがとうございました!