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福井駅 コンコース 織タペストリー開発秘話!(ショートムービー公開中)

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2023.03.24

今回、弊社が手掛けました「24年開通予定の新幹線コンコースの織タペストリー」について熱く語ります!

日本ダムが製造している織ネームは副資材として服の一部に取り付けられるほどのサイズが一般的ですが、今回制作しました大型織タペストリーはタテ3m×ヨコ4mの超特大級!

コンコースに飾っても迫力のあるサイズ感!この大きさがいかに大きいものかおわかりになるかと思います。

このプロジェクトには、日本ダム、難燃加工のプロフェッショナルウエマツ様、縫製スペシャリストのファインモード様など多くの職人の皆様のお力添えで完成することができました。

 

このタペストリーの制作期間は約9か月!様々な熱いドラマがありました。

 

どんなところにこだわったのか?

どんな苦労を乗り越えて完成したのか?

日本ダムの織タペストリー制作プロジェクトリーダーの乾義明課長に代表して語っていただきます!

 

織タペストリー開発秘話の旅へいってらっしゃい!

 

【開発のきっかけは?】

〚乾 義明〛福井市からの企画で、繊維産地福井をPRするあたり、弊社ならではの織物技術を活かしたタペストリーを作れないかとお声掛け頂きました。

 

 

 

 

 

写真を織物で再現するには、弊社のテキスタイルアートディレクターが長年培ってきた色選びのセンス・設計技術が必要で、ブランドラベルを製造してきた知見が活かされております。弊社だけでなく、難燃加工、縫製の協力があってこそ達成できた企画になります。

 

 

【制作で苦労したところ】

〚乾 義明〛写真調を再現するのに、1m幅ぐらいでしか織れないので、縫製で連結する必要がありました。縦方向に4~5分割した織物がずれないように縫子さんがやりやすい位置に目印を織りこむことで縫製で連結することができました。

 

 

 

 

 

【制作でこだわったポイント】

 

〚乾 義明〛写真のイメージを崩さず、8色のヨコ糸で、どこまで再現をできるか糸の色選びにこだわっています。また織物ならではの重厚感、裏面を見るとヨコ糸が織りこまれているのがわかるところです。

 

 

【織物設計・織物製造】

〚日本ダム〛織物の設計はどのような部分が大変でしたか?

〚横山 祐太〛パソコン上で何度もシュミレーションを行って色選定をしています。

また、写真だと黒一色のところを4色に分けてグラデーションにすることでよりリアルに描けています。

 

〚日本ダム〛織ネームを作っている機械でどうしてこんなに大きいものが作れるのですか?

〚横山 祐太〛ここまで大きいものは過去に経験がありませんが、緻密な織物を織れるマシーンとそれを駆使できる技術があってこそ大きいものでも設計し、織ることができたのだと思います。

 

 

【難燃加工】(株式会社ウエマツ様)

〚株式会社ウエマツ様〛事前の予備試験で、効果があると想定していた樹脂の効きが弱く、生地の燃焼を止めることができませんでした。薬剤メーカーから違う樹脂を紹介いただき、処方を検討して燃えにくい生地にすることができました。

 

 

 

 

 

 

【縫製加工】(株式会社ファインモード様)

〚日本ダム〛今回のような大型タペストリーを縫製することはありますか?

〚株式会社ファインモード様〛普段はファッション関連衣料の縫製がメインなので、ここまで大きい織物はほぼ経験がありません。

 

 

〚日本ダム〛縫製で一番大変だったことは何ですか?

〚ファインモード様〛5人がかりでないと縫えないくらい巨大なタペストリーで、縫製するのが大変でした。テーブルを専用にセッティングして、そこに拡げてようやく縫製することができました。

 

 

 

 

【最後にタペストリーを通してみなさんに伝えたいこと】

〚乾 義明〛織物でもこんなことができる、Made in 福井だからできる繊維技術を日本ダムの織タペストリーを通して皆さんに見て知って頂きたいと思います。「オンリーワン技術を、福井から世界へ。」日本ダムは、これからも全力で挑戦していきます!